Chistmas Classical Live
2011年 12月 24日昨晩は今年最後の演奏の仕事。jazz barでのコンサート。寒いなか、沢山来てくださり楽しかった♪jazz barのオーナーは音大の声楽卒業。奥様は同じ音大のバイオリン卒業。ホールのグランドピアノは60年物で足は装飾足。で…そのピアノ…女の子でした。リハーサルでボレロしてるときプッと笑いが出てきた。少し崩すと"そうそう、そんな風にね♪"と。たまにピアノが喋るんだなぁ。
最初にピアノが喋ったのに遭遇したのは、ニューヨークでコンサートの前に、ニューヨーク スタィンウェーハウスで練習のためにお部屋を借りたとき。ラフマニノフが亡命時、借りて弾いてたピアノが置かれてるラフマニノフ ルーム。古いスタィンウェイで、弾き始めたら、なんかうまく響きが掴めないってゆうか、まとまらない…でも探りながら弾いてたら、突然弾いてる音型にのって"Exccelent!"って、その音型のリズム、音程に合わせて、一緒に歌うように。びっくり!!それからは、グ〜ッド!とか エ〜クセレント!とか喋りだして、いやもう感動。午前中、exciteしながら練習して、昼からニューヨーク ヤマハのショールームを借りたら…全く面白くないから昼寝した。平均的。拗ねたりしないかわり、面白くもない。
これが最初の体験。
二回目は諫早のサロンでのコンサート。小ぶりなベーゼンドルファー。なんでも超大金持ちのオーナーがヨーロッパのお城から運ばせたとか…。
こんときは、モーツァルトやプーランクの小品のときは気持ちよさそうだったけど、ラ ヴァルスとかボレロになったら体が小さいから、"いやぁ〜ん"
三回目は5月にしたメゾン ド 吉田でのディナーコンサートの時のサロンにあったスタィンウェイ。これは私はあまりわからなかったけど守氏が、寒気がするほど突然弾いてる最中に変わったらしい。リハーサル時のこと。まじ、色っぽい女の人っぽかったって。
とにかく喋ったり、人格を現した途端に、ピアノは自分から語りだして、鳴りがよくなる。本当に魂が宿ってるのね。
まぁ、素敵な体験させてもらいました。