♫ 心に響きました♫
2016年 10月 21日久留米を拠点に講演会などで飛び回ってらっしゃる農学博士の吉田澪さんの新刊です。
友人のご友人で、私たちの演奏会にも度々来てくださって、こちらがお世話になってますのに、いただいてしまいました。
無類の猫好きでらして、普通の猫かわいいぞ的なご本かと思ってましたら、一気に読み終え、最後は涙なみだでした。
猫の視点から書かれていて、題も、かの夏目様のをもじったものですが、命というものを深く考えさせられました。
中でも、最後に書かれている吉田さんの後悔…。似たような後悔は私の心の中にも澱のようにずっとありますが、それをあえて懺悔の様に活字にした吉田さんの強い精神と動物への愛に感動しました。
幾重にも重なる壁のような告白の苦痛を超えて、吉田さん自身も浄化され、また猫たちの供養にもなるのでしょう。
重くもあり切なくもあり、愛おしくもあり、そして晴れ晴れした気持ちになった本でした。
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