♫ 雪のひとひら♫
2016年 11月 22日美しい本に出合いました。
ポ-ル ギャリコの”雪のひとひら”
”雪のひとひら”
言い換えれば”水の一滴”が主人公。
その”雪のひとひら”が、生まれてから召されるまでの一生の物語をファンタジ-風に語られている。
”女の一生”でもある。
油断してた。ただの美しいファンタジ-だと油断して、残りを軽く電車で読み終えようと思っていた。
思いもよらなかった、最後で涙があふれるなんて。
早朝の電車で涙ぐむなんて。
まあ、そんなことしてるから、電車を乗り間違えるんだけどね(^-^;
それから、翻訳の矢川澄子さんの日本語が美しかった。
矢川さんご本人がたくさんの美しい言葉をお持ちのようです。
本当に本当に美しかった。
今届いたポ-ル ギャリコのほかの作品。
一つは、矢川澄子さん訳の”スノ-グ-ス”
もう一つは、古沢安二郎さんの”ジェニィ”
この違いも興味です。