胸を締め付けた、アフリカ文学
2018年 06月 08日アフリカ文学作家グギ ワ ジオンゴの本。キグユ語で書き続けている作家で、ノーベル文学賞にも何度もノミネートされてるらしい。
アメリカの大学の教授でもある。
う〜ん、状況説明っぽいなぁとか思いながら読み進めていたが、最後で、胸が締め付けられた。
黒人であることで、全ての希望を奪われ、生きることのほうが殺されるより苦しいという人生に。
生まれてきて、悲惨な状況を見て育っても、みんな希望を捨てずに頑張って生きていく。希望を捨てないことで、やっと生きていける、そんな残酷な現実。
希望を持ち続けて持ち続けて、しかし、最後に全て失い、生きれなくなる。
が、神は死ぬことすら選ばせてくれない。
なんで、人はこんなに傷つけ合うのだろう。
なんで権力を守るために叩きのめすんだろう。
なんで、周りに優しくできないんだろう。
あまりまえだな。親にすら優しくできなかったりするんだもん。
Jr人身事故のため、遅れまくってたホームのベンチで読み終え、胸に響きました。
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