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アウフタクト・・最後の拍、そしてメトロノ-ム。

いま、いろいろ譜読みしてますが・・・。どうしてもバレエ曲に流れていく(笑)
必然的にロシアの作曲家・・・チャイコフスキ-など。

バレエ曲でなくても、チャイコの弦楽セレナ-デとかめちゃくちゃ好きなんだが・・・案外とミスがでる。
一つには、ロシアの曲でなくてもそうだけど、アーフタクト感、いやそれも含めて、すべての小節の最後の拍・・そこから1拍目に導く身体の使い方に問題があるように思う。とくにそれが瞬時に、簡単に言えば空気感の変わる曲だとのりきれなくなるのかも。
プ-ランクの乗り切れにくさとは違う。あれは、ハ-モニ-の移り変わりに、色の移り変わりに体を委ねるのがむづかしかった。もちろん日本人にはないリズム感なども問題の一つだけど。
チャイコは、その移り変わりが、色の変化という前に、”変化のスピ-ド”が違う。やはりコサックダンスの国、バレエの王国なのか。

常に躍動しとかないと微妙な変化についていけない・・・そしてついていけなかったところでなく、数小節後に破綻をきたす。ついていけないその瞬間に、すこし態勢が傾ぐ感じかな。

人生も一緒だけど、いちど僅かに傾ぎだしたら・・・いちど僅かにどこかにほつれが出始めたら、そこを食い止めるの難しい。まず、崩れ始めてることに本人気が付かない、そして気が付いたときはどうしようもない。その時に他人は感じている。助言をしてくれる人もいるだろう、が、本人は聞く耳もたない。

そこで・・・僅かな歪み、傾ぎを本人に自覚させ、どこにほつれが出やすいかを把握させる・・・その役目が・・・そう!メトロノ-ム!
そこかっ。そしてまたかっ。


あゝ・・・メトロノ-ム、あなたは最良な助言者だったのか。

ようするにどこを切り取っても、ベストなポジションでいないといけないということですね(笑)
わかってるけど、自分を誤魔化す。

バレエなら、そこを徹底しとかないと、すぐ転倒、ぐらつき。目に見えるからね。





by mamopy26 | 2019-02-21 08:16 | ピアノデュオ・戒重の活動