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おもいで…。

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ひさしぶりに福岡に出てきました。貞子さながらに伸びきっていた髪をカット。その後はお気に入りの”アフタヌーンティーお外食べランチ”…お外のテーブルには”鳩にパン屑をやらないで下さい”という注意書き。~しないで下さい、とあるとしたくなる…でもそれをしたら鳩がたかってきて収拾つかないことを、もう大人になった、いえそれも行き過ぎた私はわかっているので…しません。 あれは…もうずっと昔、恐竜たちがゆっくり草をはむ…いえいえ、時を巻き戻しすぎました…。 その日、少女の通う小学校は、修学旅行の二日目の朝を迎えていた。みんな、楽しくてしょうがないといった笑顔が飛び交う。少女は黒の帽子に黒のブレーザー、それに真っ赤なワンピースという、まさに母親が仕立て上げた、といった出で立ち。帽子は直に飛んでしまい、ワンピースには鉤裂きをつくるであろうことはわかっていて、そして、その二年前に家出して補導までされた娘であっても、母親なりの夢があるのであろう。先生の大きな声は続く、”今日は高崎山だ。猿を見に行く” 少女は心が踊った。無類の動物好きである。先生の声がより一層大きく張り上げられ、”絶対に猿に餌をやるな!絶対にポケットに食べ物を入れては駄目だ!”…入れては駄目だ… 迷うことなく、少女はポケットに朝食に並んでいる茹で卵を隠した。それもご丁寧に殻まで剥いて…。一人っ子の例に洩れず、多少いえかなり過保護に育った少女は、もし猿が殻まで食べてお腹でも壊したらいけない、とでも考えたのであろう。(成長しきった今も犬に同じことを考え、過保護に育てている) そして、あれほど言われたのに、猿山に到着し、意気揚々と茹で卵を取り出す少女、突然群がる猿の軍団。切り裂いたような声をあげる先生”卵を投げなさいー!” 良い子の皆さん、大人の言うことは聞きましょう! 少女とは言うまでもなく…私の前身です。
by mamopy26 | 2007-10-03 07:18 | 音楽について雑記